知ってる?!フェアトレードの2つの種類
初めまして〜!ブログを始めましたシホです。拙い文章ですがよろしくお願いします☺︎
フェアトレードって?
みなさんは「フェアトレード」という言葉をご存知ですか?北欧に比べて認知率が低かった日本でも、近年フェアトレード 商品が普及してきていると思います。スーパーに行ったりすると見かけるかもしれませんね。そこで今日はフェアトレードが持つ2つの種類とフェアトレード商品が置いてあるお店をご紹介します。
一般的なフェアトレード
1つ目はみなさんもご存知の意味である「公正な取引」を指すフェアトレードです。フェアトレードと言うとこちらの意味を想像する人が多いかと思います。英語にすると”fair trade”となり、fairという形容詞がついています。一般的には水準がなく、特定の認証ラベルはありません。
フェアトレード団体
2つ目がフェアトレード財団やグループが行っているトレードを指します。Fairtrade Internationalとフェアトレード団体(WFTO)の二種類が現在の大きな主流の団体です。
Fairtrade Internationalを見たら分かる通り、フェアトレードという言葉が固有名詞として出てきます。英語だと、”Fairtrade”は団体名を指し、Fairtrade Internationalを意味するのです。スペースが間にあるのとないのでは意味が異なってきます。日本語はどちらも「フェアトレード」であるため、差別化が難しいですね。
フェアトレード団体の認証ラベル
フェアトレード団体が出しているフェアトレード商品には認証ラベルが貼られており、各団体が定めた水準をクリアした製品のみがラベルを得ることができます。多くのフェアトレード商品の消費者はこのラベルを基に商品を選ぶのではないでしょうか。しかし、認証ラベルの取得には認証費用が必要となってきます。Fairtrade Internationalの日本のウェブサイトによると、初回認証料として5万円から20万円、年間認証料として5万円から15万円かかります。この認証料があることでフェアトレード団体が活動できると思いますが、一方で、認証料がフェアトレード商品として登録する際のハードルを高めているのかもしれません。
認証ラベル商品が置いてあるお店
フェアトレード商品を継続的に購入するためには、買いやすさが重要となってくるのではないでしょうか。いくらパッケージや味にこだわっていても、多くの人の目に入るところでない限り様々な人に手に取ってはもらえません。そこで、認証ラベルが置いてあるみなさんにとって身近なお店を紹介します。
◎KALDI
こちらは有名ですね。多種多様な国の商品が置いてあり、コーヒー、チョコレートをはじめとするフェアトレード商品が陳列されています。特にコーヒーはブラジル産やグアテマラ産、コロンビア産と種類が豊富です。中には「ウーマンズ・ハンド」という、フェアトレードを通して女性の自立支援を行なっている商品もあります。ジェンダーに興味を持っている方にもおすすめです。
◎イオンのTOP VALUE
こちらもKALDIと並んで知名度の高い全国チェーン店です。普段何気なく買い物にいかれている方も多いと思います。コーヒーやチョコレートはフェアトレード商品として有名ですが、TOP VALUEにはジャムとバナナが置いてあります。ジャムには4種類あり、特にイチジクは個性的な商品と感じました。こちらのジャムは全て有機・フェアトレードのW認証ラベルがついており、デンマークで製造されています。デンマークは発展途上国ではないですが、しっかりと認証されているため、生産者に貢献していると言えるでしょう。加えて、バナナはフェアトレード認証だけではなくレインフォレスト・アライアンス認証を取得しているため、持続可能な農業に配慮した商品になっています。
認証ラベルのついていないフェアトレード商品〜Dari K〜
フェアトレード認証ラベルがついているものだけがフェアトレード商品ではありません。そこで、あるお店を紹介したいと思います。
みなさんは「Dari K」というお店を聞いたことはありますか?Dari Kはインドネシアのカカオ豆を使用したチョコレートを作っています。今までインドネシアのカカオ豆はほとんど日本に輸入されてきませんでした。その背景には良いチョコレートを作るプロセスの「発酵」という部分が行われていなかったことが挙げられます。そこで、Dari Kは農家の方に質の高いカカオ豆の作り方を教え、それに対する対価を払っているそうです。現にDari Kのチョコレートは非常に美味しく人気で、全国・全世界での販売を行っています。「かわいそうだからと与えるフェアトレード」ではなく「生産者自らが勝ち取るフェアトレード」を実現しているのです。Win-Winではなく、生産者と店、消費者のトリプルWinを保っています。
さらに詳しいことはDari Kのウェブサイトに載っているのでぜひ見てみてください。
最後に
今回はフェアトレードの種類とお店を紹介しました。種類を知っておくことで商品選択の幅が広がり、自分にあった物を選べるのではないでしょうか。少しでも興味を持ったものがあれば是非購入してみてください♪
最後までご覧いただき、ありがとうございました!